論文購読三種の神器・2013年版
しばらく前からちょくちょく自慢しているiPad Airのお陰で、ノマドジャーナルリーディング生活*1がこれまでになく充実しまくっている。
やっぱりA4縦向きレイアウトの書類を横長のパソコン画面で読むのはつらいので、論文を日常的に読む必要があるひとは、この目的のためだけにタブレット端末を買ってもいいと本気で思っている。
それも、Nexus7に代表される7インチじゃなくて、書類が楽に読める10インチサイズの画面にするべきである。しばらくNexus7で論文を読む生活を続ければ、3段組レイアウトやら極小figure descriptionやらで絶対にイライラするはず*2。
現在の論文購読環境は、Mendeleyに論文PDFを放り込んで、iPadアプリのPaperShipに同期させてiPad Airで読むスタイルで、かなり理想形に近い読書環境だと思う。
Mendeleyの強力なPDFメタデータ抽出機能のおかげで、ジャーナルからダウンロードした摩訶不思議なファイル名のPDFをいちいちわかり易い名前に書き換えてた時代とはおさらば*3。もちろん複数端末間での論文データベース同期もできるので、一度放り込んでおけば自宅のPCだろうとiPhoneだろうとWeb上だろうとどこでも論文を検索して読むことができる。最強。
競合アプリのZoteroもかなり気に入っていたのだが、無料で使えるストレージ容量の300MBを早々に使いきってしまったので、無料で2GB使えるMendeleyに乗り換えた。
Mendeleyは公式iPadアプリを提供しているが、先述したPaperShipというアプリが素晴らしすぎるので、見た目がダサくて一覧性に乏しい公式アプリはクビにした。
PaperShipはMendeleyの論文データベースの同期、PDF閲覧、テキストハイライトが全部出来て無料で、デザインが秀逸なのと、最近勃興してきたらしいAltmetricsという論文の反響具合を示す機能が付いているので見ていて楽しい。
1000円の追加機能購入でメモ書いたり録音したりフリーハンド描画したりができるらしい。
iPad Airの持ち運びやすさと相まって、この3つが論文購読三種の神器2013といっても過言ではないと思う。ぜひお試しあれ。