読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Mendeleyに放り込んだ論文を簡単にLaTeXで\citeする

研究

卒論提出一週間前なわけですが、今日も元気にLaTeXと戯れています。 LaTeX楽しいですね。

メイン作業環境のMacBook AirにOfficeを入れてないので以前はVAIOにテキストを転送してわざわざWordに起こしていたのですが、LaTeXに触れてからはしばらくWordには戻れそうもありません。

LaTeXの恩恵は手軽な数式挿入やレイアウト設定などがメジャーどころですが、個人的には引用文献まわりのシステムに心奪われました。 そう、bibファイル読み込みからの\citeするだけでじゃんじゃん文献目録ができていくやつです。

この記事に書いたように、普段はMendeleyにじゃんじゃん論文を放り込んでPapershipに同期させてiPad Airで読んでいるので、当然論文を書くときは引用文献をMendeleyから取り込みたいわけです。

そこで今日確立したcitationフローはこんなかんじです。

  1. Mendeleyの卒論フォルダに使いたい論文を放り込む

  2. \cite{KEY}する

  3. タイプセット(LaTeXBibTeXLaTeXLaTeX

以上。ね、簡単でしょ?

下ごしらえ

何事もラクをするには最初にすこし準備が必要というもんです。 まずはMendeleyに引用文献ファイル(.bib) の自動生成をやってもらうよう設定しましょう。

MendeleyのBiBTeX Synchingを有効にする

f:id:pioneerboy:20140118212515p:plain

MendeleyのPreferences→BibTeXBibTeX SynchingのEnable BibTeX Synchingにチェックを入れ、好きなオプションを選びます。 僕はとりあえずコレクション(フォルダのことですね)毎に.bibファイルを作ってもらうことにしました。 それから生成された.bibファイルを保存するディレクトリを指定します。 他の端末からも参照できるように、Drobox内にBibliographyフォルダを作ってみました。 これで、各フォルダ毎に収まっている論文の文献情報が詰まった.bibファイルが生成されました。

今後Mendeleyで何かしらの操作(新しい論文の登録、登録情報の編集、論文のフォルダ変更etc.)をするたびに、自動的に新しい.bibファイルが生成されるようになります。

TeXShopへ.bibファイルを読み込む

せっかく作った.bibファイルですが、このままではTeXShopが読み込んでくれないのでいくら\citeしても参照することができません。 そこで、TeXShopにさきほどの保存ディレクトリ(/Dropbox/Bibliography)を参照してもらえるように設定します。 ターミナルを開いて、

sudo ln -s /Users/username/Dropbox/Bibliography /usr/local/texlive/2013basic/texmf-dist/bibtex/bib

と打ち込んで、/Bibliographyフォルダのシンボリックリンクをデフォルトの参照ディレクトリ*1に作成します。

そのあとは、

sudo mktexlsr

するのを忘れずに。

これでTeXShopからDropboxのBibliographyフォルダ内の.bibファイルが参照されるようになります。

LaTeX側で仕上げ

ここまでくれば後は文献情報を引用して使うだけです。 たとえば、Bibliographyフォルダ内にあるseniorthesis.bibに登録された論文を引用したいときは

ぞうのたまごは美味しいぞう \cite{Yukawa2014}
\bibliography{seniorthesis}

とすればよいのです。このへんはLaTeXの参考書なりと相談してください。

はみだし

  • .bibファイルの名前をsenior thesis.bibのようにスペースを開けたものにするとLaTeXがエラー吐いて認識してくれないようです。
  • 引用文献のスタイルはNATBIBパッケージを使って(Obaka, 2014)みたいな感じにしています。\usepackage{natbib}で読み込んで、\citep{KEY}で参照。複数の文献を一度に呼び出すときは\citep{KEY1, KEY2,...}とすれば(Obaka, 2014; Doaho, 2012)のスタイルにしてくれます。便利。

今回参考にしたウェブサイト

mktexlsr は有害だ (mktexlsr Considered Harmful)

三原麗珠の研究環境 コンピュータ関係 - H. Reiju Mihara

さんのブログ | ニコッとタウン

*1:TeXLiveのバージョンによって変わるようなのでご注意

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...