チーム内連絡はSlackが良さげ
数年前から小さな塾を運営していて、講師間の連絡を全部メールでこなしていたら全然一覧性ないしいろいろ辛くなって来たので、年度末あたりから代わりのツールを探していました*1。
要件としては
- 簡単に連絡できる
- 検索機能がある
- マルチプラットフォーム対応
- スレッド対応
- 外部に非公開
- 無料
- クリーンなUI
を定めて、検索していたところ、海外のディベロッパー界隈で人気を博しているらしいSlackというツールに出会いました。
で、さっそく登録して、スタッフを呼び込んで、約半年使ってみました。
つ、使いやすい。
スレッド(Slack用語だとチャンネル)をバンバン立ち上げられるので、生徒指導や時間割変更などの複数の話題を混線させずに並行して進行できます。
WebとiPhoneとAndroidとMacからアクセスできるので、手軽に連絡ができるのも大きい。この手のサービスですこしでも操作がめんどくさいとメールに戻ってしまうので、定着化には重要なポイントです。 半年間で1600回の投稿があったそうで、メールだと破綻しているところでしょう。
Google DriveやDropboxと連携できるのも、共有文書の作成運用面で大変助かりました。ソフト開発するチーム用にはシンタックスハイライト機能も用意されてるとか。
Slackは開発が活発に行われていて、公式Twitterアカウント(@slackHQ)では毎週のように新しい連携サービスが告知されています。 \giphyコマンドでGIF動画を貼り付けられる機能、可能性しか感じませんね!
ユーザーの声にも迅速に対応してることにも好感が持てますし、ツイート自体も結構茶目っ気があってフォローしがいがあります。
— Slack (@SlackHQ) 2014年9月18日
Pedant? Want automated grammatical correction? The Slackbot responses (http://t.co/FBzS19I557) pictured below will do pic.twitter.com/Ej34F5dIUm
— Slack (@SlackHQ) 2014年9月16日
【無料】アカデミック版GitHubアカウントで非公開レポジトリライフ
御多分にもれず、書いたコードを管理するためにGitHubを使っています。 簡単にいろいろ保存できるし、ウェブサイトさえもホストできるのでとても便利なのですが、無料ユーザーの場合はすべてのレポジトリが公開指定というのが注意を要するところです。
例えば、実験ノートをGollumを使って電子化する際に、「むむ、研究内容が全公開なのはマズイかもしれんぞ」と思ったりするわけです。
かといって課金するほどヘビーユーザーなわけでもないので、電子化を諦めかけていたそんなとき。
We're improving GitHub for science https://t.co/Kllad5cwgG #openscience #opendata
— GitHub (@github) 2014年5月14日
お?
We also know that as a scientific researcher, sometimes you're going to want to work privately. That's why we've created a discount where individual academic researchers can receive a free micro plan with 5 private repos, while research groups can receive a free silver plan with 20 repos.
おおお!!!!!
なんと、大学・研究機関関係者は、.ac
や.edu
などのメールアドレスを登録することで無料で非公開レポジトリが5つ使えるようになったのでした。
個人ではなく研究室などの組織でアカウントを登録すると20個!
これ以外にも、コードを論文で引用可能にするためにレポジトリにDigital Object Identifier (DOI) を設定できるようにもなったそうです。
そんなわけで早速アカデミックユーザー申請を出して(数分で認可され)晴れて非公開レポジトリを手に入れたのでした。
興味のある方はこちらからご登録ください。
Engaged students are the result of using real-world tools - GitHub Education
いやはや、米国IT企業のアカデミア優遇姿勢はほんとにありがたいですね。